お問い合わせはこちら

目標は自分が関わった人全員に、いつか自分の映画に出演して貰うこと!

テイラー・シェリダン監督『モンタナの目撃者』を鑑賞

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
榊 祐人。 映像キャメラマンや、映像演出などの仕事をしている。 大学の頃から映画の脚本を習いはじめたのがきっかけで、 今も映画を観るのも作るのも好き。コンスタントに映画を制作する事が目標。

テイラー・シェリダン監督の『モンタナの目撃者(Those who wish me dead)』を観た。

(原題って…「私の死を願う誰か…」みたいな意味なのか?)

 

 

感想を一言で言うと…面白い。

緊張感に満ちていて、ハラハラドキドキさせられる部分が多い。少し、懐かしい映画にも感じた。

70年代のアクション映画。

ピーター・イェーツ監督の『ブリット』や、サム・ペキンパーの『ゲッタウェイ』みたいな感じ。

 

こんなに単純で良いのか…。 こんなに映画を荒々しく進めていいのか…。

と疑問はあるが、でもきっと良いのだろう。映画でしか味わえないスリルを感じたのだ。

 

冒頭の爆破シーンでは…少し不信感が生じた。まったく、サスペンスが生まれず、

ただ爆破の音量にビビる…ただのサプライズ演出だった。びっくりするが、一瞬だけ。サプライズは長くは引きづらない。

 

冒頭の爆破から「あまり期待できない」と思っていたが…、徐々に盛り上げっていく。

何より、悪役の二人。

 

この男二人は完全な悪にも関わらず、ワル二人のみの登場場面の分量がやたら多いのだ。

そういう意味で、通常の勧善懲悪もの、とはすこし作劇をズラしている。

悪二人も金で動いている。 彼らの内情をチョコっと映画の中で見せているが、

一切肩入れできないキャラクター。 演出で彼らのシーンが多いにも関わらず、

彼らに一切肩入れできない…という事が、逆に自分にとっては面白かった。

 

何よりも、スリル感が張り詰めていて、いつ誰が殺されるかが、わからない。

躊躇なく殺す彼らを目の当たりにすると、怖くて怖くて、

ただのアクション映画のお決まりの『殺るか殺されるか』シーンが、

ものすごい緊張感に満ちた瞬間になる。久々に味わった作品。

粗い所もあるけど、良い所たくさん。『モンタナの目撃者』。

 

 

Follow me!

この記事を書いている人 - WRITER -
榊 祐人。 映像キャメラマンや、映像演出などの仕事をしている。 大学の頃から映画の脚本を習いはじめたのがきっかけで、 今も映画を観るのも作るのも好き。コンスタントに映画を制作する事が目標。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 胸張って『映画監督』✊ / さかき ゆうと , 2021 All Rights Reserved.

PAGE TOP