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Yuto Sakaki / Moviemaker

サウンドの神。わが巨匠。

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榊 祐人。 映像キャメラマンや、映像演出などの仕事をしている。 大学の頃から映画の脚本を習いはじめたのがきっかけで、 今も映画を観るのも作るのも好き。コンスタントに映画を制作する事が目標。

自主映画を編集している。タイトルは『10年後の君へ』。

1組の家族の長い年月を追った映画である。

長い年月を追ったと書いたけど…実際は長い年月の断片をそのまま提示したような作品だ。

映画の上映時間は50分ほど。

長編映画が何分までになるかはわからないけど、この作品は中篇ぐらいなのかな。

楽しめるような作品になっているのかな。それとも全然、楽しめないのかな。

自分が決める事じゃないけど。観客の反応に期待。

今はひたすら、1ミリ2ミリ…それくらいの上積みを毎日行っている感じだ。編集をしない日はない。毎日、映画の事を考えている。

 

自分の映画、だけじゃない。

他人の映画。好きな映画。苦手な映画。

 

そんな自分の自主映画を作りながら、よく考えるのはやはり、自分の好きな映画の事についてだ。

自分の好きなあの映画は、こういう演出していたな。とか。こういう風な感情を呼び起こすようなシーンだったなぁ。とか。そんな感じである。

そんな自分が特に好きな監督。ピーターウィアーについて少しだけ書きたい。

 

オーストラリアの俊英、ピーター・ウィアー。彼をはじめて知ったのは、レンタルショップで借りた『いまを生きる』だった。

原題は Dead poets society 。自分勝手に訳すと、死んでしまった詩人たちの会。

この映画をはじめて観たときに、いっぺんに好きになり、そこから現在まで彼を追いかけるようになる。

自分が特に感動してしまったのは、物語の面白さをあるけど、それ以上にそこに登場している俳優たちの

お芝居。そのお芝居のトーンや雰囲気が、

他の映画とはちがう”本物感” のようなものを感じたからだ。

 

基本的に映画鑑賞は一度きりだが、

好きな映画は何回も観て、いろいろと研究したい。

 

彼の映画を隙を見て、何度か見直している。

それと共に、YouTubeなどに落ちているウィアーのインタビューなどを

漁ってもいる。

日本語字幕のあるものは少なく、英語だけなので、

完全には理解できてはいない。ニュアンスは怪しいが、しかし核の部分は

きっと理解できている(と信じている)。

 

まず、彼は映画監督でありながら、サウンドの人なのだ。

 

YouTubeなどでウィアーが映画を志す学生のインタビューに答えている。

学生からの「映画監督にとってストーリーボードの重要性は?」という質問に彼はこんな感じで答えている。

 

・ヴィジュアルだけに頼ってはだめだ

・もっと聴け!

 

視覚の力だけでなく、聴覚を鍛える事。

例えば、音楽を聴いて、無意識に浮かび上がってくる言葉にならない感情。

そのような湧き上がった感情を持って、映画を作ってみよう。

そんな事をインタビューで語っていた。そうなのだ。彼の映画はいつだって音楽が印象的だ。

彼は自分でオリジナルのセレクトでCDを作り、現場でよくそれを流して

キャスト・スタッフに聴かせているらしい。

要するに「この曲が、僕らが作る映画のイメージなんだ」と伝えるために。

 

ヴィジュアルだけではなく、サウンドに耳をすまそう。

 

例えば音楽を聴いてみて、浮かびあがってくる感情。それを説明できない。けど感じる。

それを信じていけ。

英語なので、正確には掴めていないけど、でもきっとこんな感じだと思う。

それはまるで映画の重要なキャラクターの1人のように。効果的に音楽を使っている。

映画の音楽に、背景に流れている気分を表すだけではなく、

それ以上の何か。きっと役割を持っている。

奏でる音楽が大きな役目を担っている感じだ。

彼は、画面構成や構図に執着する映画監督とは対照的に、

俳優のリアクト。リフレクトに目を凝らして、演出をするタイプの演出家だ。

何より大事なのは、物語。そして俳優。

台本を飛び越えた何か。何かを見つめるその瞳のその先を。

 

 

そんなウィアーに憧れて、自分もいろいろ演出を真似できたらとか思っている。

真似っていうと、ちょっと違う。憧れに近い。

自分が今回作った『10年後の君へ』という映画も、前作の『たぬきがいた』という自主映画も、

自分では気づかないくらい、彼の作品の影響を受けていると思う。

 

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榊 祐人。 映像キャメラマンや、映像演出などの仕事をしている。 大学の頃から映画の脚本を習いはじめたのがきっかけで、 今も映画を観るのも作るのも好き。コンスタントに映画を制作する事が目標。

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