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Yuto Sakaki / Videographer

これから映画を作りたい人のために  低予算自主映画の作り方 その1

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榊 祐人。 映像キャメラマンや、映像演出などの仕事をしている。 大学の頃から映画の脚本を習いはじめたのがきっかけで、 今も映画を観るのも作るのも好き。コンスタントに映画を制作する事が目標。

こんにちは。

2020年、新たな年明けですね。今年もよろしくお願いします。

 

普段は、八王子や多摩を中心に、映像の撮影や写真の仕事をしている自分ですが、

久々に原点回帰と言いますか…自主映画を作ってみました。

 

密かな夢として「映画を作ってみたい!」と思っている方も少なくないと思います。

 

その流れをこちらで少し紹介しようと思います。

 

これから映画を作りたいと思っている方。

もしくは俳優・役者になりたい。そして、自分を主演で映画を作りたいと思っている方。

制作費や予算が潤沢にあればその分、映画は撮り易い。

それがベストではありますが、そんなお金をたくさん持っている人も多くないと思いますので、

極力、予算を抑えて自分が撮りたい…という映画つくりの実践を提案してみます。

 

これらの実践は、自主映画だけでなく、その他の撮影にも、役に立つ部分があるかもしれません。

(自分への備忘録も兼ねているので、ここからはメモ風な文章になりますのでよろしくお願いします。)

(分かりづらい箇所あったら、ぜひコメントで質問してください)

 

まず、自分にとって映画作りの流れは以下となる。

 

企画・シナリオ

キャスト探し

ロケ場所探し

小道具・衣装等々の準備

撮影

編集・整音・カラコレなど

 

超低予算なので、これをなるべく工夫して、制作費を抑える手法を探っている。

 

 

まずは、最初。

企画・シナリオ 

 

映画を作るときには、まず「企画」と言って、

テーマであるとか、どの辺りをターゲットにした映画なのか…そんな所を

少し詰めてからシナリオ作りに移行していく

 

「自分が作りたいから作る!」とかそんな極個人的な理由でも全然OK!

 

映画作りに大事なものは、情熱。

とにかくこれを作りたい! という情熱さえあれば、

他には何も要らないのかもしれない。

 

とは言いつつも、他にも少しターゲットなどを考えると

「You Tubeに発表したい!」とか「国内の自主映画コンクールに応募したい」とか

「友達の結婚式会場で上映したい」とか「自分だけでこっそり作って、観たい」などなど。

発表の仕方もいろいろとあるので、

なんとなく自分はどこをターゲットにして映画を作るという事を決めておくのもいいと思う。

そうすることを決める事で、より具体的に企画が定まっていく。

 

そうして、シナリオを書いていくのだが…。

シナリオには柱とかト書きとか…書くための書式があるのだが、そのあたりのルールについては書店にあるシナリオ教則本を読んで貰えれば、と思う。

(僕のおすすめは、安倍照雄さんの『シナリオを一度あきらめた君へ』という本。現役のシナリオライターである安倍さんが、読者へ優しく真摯にシナリオの面白さを伝えてくれる)

 

この投稿は低予算映画の作り方なので、低予算に収めるための映画作りについて書こう。

僕が意識するのは以下の事だ。

 

・登場人物はなるべく少なめに。

・屋外のシーンはなるべく昼間で設定する。

・シナリオにおける日付変更線をなるべく少なく設定する

 

以下、簡単に説明すると。

『登場人物をなるべく少なめに。』

これは説明の必要も無いかもしれないが、人物が多くなればその分、撮影が大変になってくる。

なるべくであれば、ひとつのシーンで最大2〜3人のキャストが出るくらいが、

自分としてはギリギリ目が行き届くかな…という感じ。

キャストが少なければ、その分の食費や交通費も浮く事になる。

チリも積もれば山となるので、大勢が出演する可能性のあるモブシーンなど、無闇矢鱈にシナリオに記載しないほうが無難だろう。

 

『屋外のシーンはなるべく昼間で設定する。』

潤沢な予算の現場であれば、ナイトシーンに大型のゼネレーターを持ち込んで、

キャストは暖かいロケ車などで休み、スタッフは撮影の準備を行えるが……

僕の方は超小規模の自主映画。

 

そんな事は到底出来ない。

ポータブルで使える光源の量も限られてくる。レンズだって、暗すぎるところは撮影する事ができない。

ってなわけで、どうしても夜でなければならない…

そんなシーン以外は基本的に太陽が出ている間に撮影するのがベターだろう。

同じような理由で 雨のシーンや夕景のシーンなどは必然性があればやるが、

なければ準備に手間取るので、極力ただの昼間のシーンに変更していく。

イメージとしては、なるべく単純化する。シンプルにもっていく。

 

『シナリオにおける日付変更線をなるべく少なく設定する』

ドラえもんの世界では、キャラクターが何日も何日も同じ衣装を着ていても違和感はないが、映画の場合、日付が変われば衣装も変わる。そんなわけで、日にちが多いとその分、衣装のバージョンも増えていくわけで…そういう増えていく要素を極力減らしていくという意識。

 

低予算の場合、とにかくちいさくちいさく展開していく感じ。

『愛と追憶の日々』のような1人の女性の年代記サーガよりも、

『スタンドバイミー』のような一夏の思い出モノの映画の方が作りやすいと思う。

スコセッシの『アフターアワーズ』やリンクレイターのビフォアシリーズなど、

限られた時間内の映画は、自主映画でも大いに参考になりそう。

 

低予算映画を作りたい人は既に見ている人も多いと思うが、

ロバート・ロドリゲス監督の『エル・マリアッチ』の本編。また監督本人のオーディオコメンタリーをぜひ聞いてほしい。

その中には、びっくりするような低予算映画作りの実際が、惜しげも無く披露されている。映画本編よりも面白い裏話とはこのことだろう。

 

そうは言いつつ、自分で撮れる自信があれば、

『ダイ・ハード』のようなナカトミビルの爆破シーンも、

『戦艦ポチョムキン』のような階段シーンも

なんでもトライしてみるに限る。失敗したら、次に挽回すればいいのだ。

ある程度の限度を決めつつ、想像の羽を広げる感じ…とでも言おうか。

 

そんなわけで、皆さん。ぜひシナリオを書いてみてはいかがでしょうか。

シナリオを書く事が映画作りの第一歩であり、最も根幹となるものだと思う。
そして一番、難しいと思う。

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