お問い合わせはこちら

Yuto Sakaki / Videographer

キャスト探し 低予算映画の作り方その2

アバター
WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
榊 祐人。 映像キャメラマンや、映像演出などの仕事をしている。 大学の頃から映画の脚本を習いはじめたのがきっかけで、 今も映画を観るのも作るのも好き。コンスタントに映画を制作する事が目標。

そうして自分の手元にシナリオが出てくる。

シナリオを書く際の形式は、まちまちだが、自分はO’s editer という有料のソフトを使っている。

有料だが、たったの2,000円でライセンスを購入することができ、いわゆる一般的な台本の形式を作ってくれる。

余談だけど、この台本形式のソフトを制作した方は映画監督の小沼雄一さんである。
「結び目」という映画は、日活ロマンポルノの匂いして佳作だったのを覚えている。

 

そうして、出来上がった台本。

ほんとうに大体の目安だが、台本1ページは、映像化すると1分といったところ。

(もちろん演出する人によって時間はまちまちではあるが、おおよその目安)

 

今回、僕が映像化したシナリオ、主な登場人物は2人。

男1人、女1人のシンプルな登場人物の構成。台本としては、20ページくらいの分量だ。なので、普通に映像化したら、大体20分くらいの作品になるだろう。

 

さっそく、キャストを探そうと思っていたが、自分の知り合いに俳優はほとんどいない。

そんなわけで、コネクションゼロからのスタートとなる。

 

知り合いがいなくても、今の時代、ネットの恩恵でいくつかのプラットフォームがあるので、

シネマプランナーズという俳優やスタッフを募集できるプラットフォームを利用。

 

応募をかけると、何人かの俳優さんがコンタクトを取ってきてくれた。

そして、俳優さんと都内で面接。

こちらの制作に関する懐事情などもその場で伝え、食事と交通費、

そして僅かばかりの謝礼をお支払いするという制作事情を了承いただいた(と思っている)。

 

今回、男の方のキャラクターはサイコパス的な設定だったので、応募者が多かった気がする。

やはり狂気を帯びた役柄は、俳優の方々には魅力的らしく、

男性キャストの方の応募はけっこう多かったと思う。

みんな「サイコパスがやりたい!」と熱いコメントが多かった。

 

そういう事で思ったのは、

至ってノーマルなキャラクターよりも、やや突飛だったり、

エキセントリックな役柄の方が応募してくる俳優さんは多いという事だ。そんな事を頭の片隅に入れて、企画を動かしてもいいのかもね、自分みたいに無名の監督の場合は。

 

 

そして、女の子の役柄。

こちらもつてはなかったので、いろいろとネットサーチしてみる。

 

望みは

こちらの低予算の現場を受けて入れてくれる人。

芝居の能力があって、かつ協力的だとありがたい。

 

いろいろと、探しているうちに、自主映画などをネット上で有料視聴できる青山シアターというサイトを発見。

いろいろと漁っているとその中に一本、大工原正樹監督の『やす焦がし』という映画があった。

そういえば…(少し脱線する)聖蹟桜ヶ丘にキノコヤというこじんまりとしたレストラン・バーのような空間がある。キノコヤの店主・黒川由美子さんは多摩映画祭の実行委員を長年勤めており、そしてこのお店を開いた。彼女はキノコヤの2階スペースでよく映画上映会を行なっており、僕はときどきお店に行ってた。

そのとき、由美子さんが「いい娘、いたわ」と僕に教えてくれた女優さんがいた。それが『やす焦がし』に出演していた鈴木睦海ちゃんだった。

というわけで早速、青山シアターでやす焦がしを観たのだけど…そこで演じている鈴木さんはとても良かった。

そして、実際に会ってみたいな…と思った。

もし、何のツテも無い場合は、今は俳優もSNSアカウントを持っている事が多いので、そこからコンタクトを取ってみるのもアリだと思う。丁寧な文章を送ればきっと何かしたらの返答はあるはずだ。

 

そんなこんなで、男優の吉田くんも、女優の鈴木さんも、

渋谷のファミレスで会い、いろいろと話を聞いた。

大体、1時間くらい。

 

あまり堅苦しくないように勤める。

 

そんな、感じで何人かの俳優志望の人に直接会い、会話をしてその人を探っていく。

 

なぜ直接会うのかというのは、たとえ今回はご縁がない場合でも、一度お会いしておくと、次回への繋がりも維持できるからである。

相手に外面良くする必要はないが、少しだけ自分という人間の事も知ってもらいたいので、

なんとなく自分の事も話す。それでも8:2くらいの割合で、話を聞くのがほとんどだ。

僕はけっこう話を聞くのが好きである。

 

この会話だけで自分を知ってもらう必要はない。

信用や信頼は、

その後の撮影現場で貰えば良いと思っている。

 

というわけで、俳優2名は吉田剛士さんと、鈴木睦海さんに決まった。

 

シナリオとキャスティングは、映画製作の良し悪しに関わる根幹的な部分なので、

なるべくならじっくりやりたい。

 

だが、いつまでやっていても、どうも踏ん切りがつかない場合は。

シナリオもキャスティングも見切り発射で進んでしまっていても、それはそれで良いように思う。

 

俳優に関しては、話してみて、魅力的などうか? 協力的かどうか?

もしOKをもらえれば、シナリオの1部分を(軽く)演じてもらうのも良いのかもしれない。

一番、相手の芝居レベルが分かる良し悪しは、
過去作品の芝居を見る事だと思っている。「何か過去の作品観れたりしますか?」と失礼にならないように尋ねて見るのはどうか。

この記事を書いている人 - WRITER -
アバター
榊 祐人。 映像キャメラマンや、映像演出などの仕事をしている。 大学の頃から映画の脚本を習いはじめたのがきっかけで、 今も映画を観るのも作るのも好き。コンスタントに映画を制作する事が目標。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 映像の作り手 榊 祐人 , 2020 All Rights Reserved.