映像の先生をはじめてみた

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とある人の紹介で、ピンチヒッター的に手伝った映像演技に関する授業。
もう少しで3ヶ月が経とうとしている。
受講者は20代〜30代後半の、お芝居するのが大好きな俳優のタマゴたちだ。
最初は何を教えたらいいのか戸惑ってしまったけど、
徐々になんとなくコツみたいなものを掴み出して、
そこからは割と順調に行っているような気もする。
最初の授業では、僕の拙い授業…座学のような形でやっていたのだけど、、、どうも
みんなが退屈しているように感じた。映画の歴史ももちろん大事なんだけど、でも何よりも、
彼ら彼女たちは、俳優。
俳優は演技をする事が大好きな人々なのだ。
彼らは、良い演技。面白い演技のためならば、労力を惜しまない。で、あるならばと。
座学から、実習的な演技をメインに変更。
毎回、必ず演技をして貰う事にした。
そうすると2時間の授業もあっという間に感じるようになる。
僕からの一方的な指導ではなく、双方向的に関わるような授業の展開が出来てきた。
授業で行うテキストとして、まずは井口奈己監督の『犬猫』をチョイスした。
僕自身が好きな映画だったし、その時は受講者に女性が多かったので、
スズとヨーコというメインのキャラクターが2人の『犬猫』はぴったりの題材だった。
案の定、受講生たちも楽しんでスズとヨーコを演じてくれた。
さらに最近は濱口竜介監督の『PASSION』もシナリオの1部分を取り上げて、やりはじめた。
かなりレベルの高い難しい台本ではあるんだけど、
生徒は「このシナリオおもしろい」なんて言ってくれた。
なので、今はみんなと『PASSION』に取り掛かっている。
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